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ユートピアについて

ユートピアの想い

はじめに

当施設「グループホーム ユートピア」のウェブサイトをご覧いただき、誠にありがとうございます。 当施設は私の実体験に基づき、開設に至っており、その経緯についてご説明させていただきます。

不自由さの体験

私は一昨年左足をケガし入院しましたが、退院後に杖なしで歩けるようになるまでの10か月間は一般住宅の中で行動するには非常に多くの難関があることを実体験しました。 退院直後に浴室を改修し、入浴しやすい浴槽に変更し、手すりを設置し、シャワー椅子やベンチなどの入浴補助用具を購入しました。妻に介護され、非常に不便な生活を強いられました。

育児を通して気がついたこと

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現在私には2人子供がおりますが、入院直前に市の保育園入園が決まり、おかげ様で私が入院中でも妻は私のかわりに会社の業務を続けることができました。子供の入園に際しては、市役所の児童福祉課にお世話になり、私が退院してからは自身が障害福祉課のお世話になりと、それまではあまり自分には縁が無いと思っていた日立市の福祉政策を身近に感じた時でもありました。 子供を保育園に預けることで、親は仕事と子育ての両立をすることができ、生活を維持することができます。

保育園で子供達は家庭の中では得ることができないことを日々習得し、帰宅後は「今日はこんなことがあった。明日はこんなことをするの」と嬉しそうに話しております。園内での活動の様子を観察しますと、家の中で見るのと視点が変わり、改めて子供の成長を見つめ直すことができました。

本人と家族の苦悩

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思い起こせば、私の祖母と妻の祖母も晩年は認知症になっていました。 私の祖母は亡くなるまでの数年間は認知症で徘徊をした時期もあり、行方不明になると母の兄弟たちが探し回っていたのを記憶しております。 妻の祖母の方はご主人の顔までわからなくなり、数年間自宅と病院での療養を繰り返し、介護を続けていたご主人は先に亡くなりました。 一方、祖母はその半年後に、ご主人が既に亡くなっていることさえを知らないまま、後を追うように亡くなっていきました。

認知症の方のご自宅での生活は容易に想像できます。ご家族の介護にかけられる時間の違い、意志伝達の障害、ADL低下による障害、ご自宅の建物などでの物理的な制約などで、不自由で肩身の狭い生活を強いられていることと思われます。 またご家族も、介護のために仕事や家事がおろそかになってしまったりし、心労、ストレスがたまっていることと思われます。 身内の介護というものは、しばし感情的になりがちです。 場合によっては家庭崩壊になる可能性も秘めています。 これは双方にとって不幸で最悪の事態です。

グループホームの明日

グループホームを私どもで開設し、認知症の方はもちろん、介護で御苦労なさっているご家族の方のために少しでもお手伝いができたらと思い開設を考えました。 認知症になられてしまったご本人に、何不自由なく日常生活をすることのお手伝いはもちろんですが、なにより、グループホームでの生活を楽しんでいただき、「生きがい」を見つけていただきいと思っております。 また、ご家族の方にも生活の時間と場所をしっかりと確保していただき、ご自分の親について改めて見つめ直し、感謝の念を抱いていただき、家族の絆と情愛を深めていただければと思っております。

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ご入居者の方が、ご面会にいらしたご家族に、「今日はこんなことがあったのよ、明日はこんなことをするのよ」と生き生きと話す姿を見たいと思っております。 ご入居者の方とご家族の皆様が、共に幸せになれるグループホームを目指します。そして、生まれ育ったこの地域に少しでも貢献することが使命と考えております。 ユートピアとは一般的には「理想郷」という意味で使われますが、その名の通り、理想のグループホームを目指すために、社員一同一丸となって頑張ってまいりますので、皆様には今後とも一層のご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。


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